
最近ではブレスエアー®製のマットレスを見かけることも増えたので、「ブレスエアー®は通気性が良い」ということ自体をご存じの方も多くなってきました。
ですので、ブレスエアー®寝具の専門店である当店は、「ブレスエアー®寝具は冬場に使うには寒いのでは?」というご質問ををいただくことが多々あります。
単刀直入に言うと、
「ブレスエアー®の特性を正しく理解し、適切な使い方をすれば冬でも暖かくお休みいただけます。」
このコラムでは、なぜブレスエアー®が冬でも暖かいのか、その理由と、さらに暖かくお使いいただくための具体的な方法について詳しく解説していきます。
1. ブレスエアー®が冬でも暖かい理由

ブレスエアー®製の寝具は、内部の「空気層」を断熱空間として活用することで、冬場には高い断熱性と保温性を持つ寝具へと変化させることができます。
「空気が暖かさを保つ」と聞くと、イメージしにくいかもしれません。実は空気は非常に高い断熱性を持っており、私たちの身の回りの様々な場所で断熱材として利用されています。
身近な空気断熱の例
- 二重ガラス
行機や寒冷地で使われる二重ガラスは、2枚の窓ガラスの間に空気を挟むことで冷気を遮断しています
- ダウンジャケット
暖かいのは羽毛の間に空気が含まれているからです
- 住宅の断熱材
壁の中の空気層が家全体を暖かく保ちます
この空気の持つ断熱効果こそが、ブレスエアー®が「暖かい」理由なのです。
2. 注意が必要な就寝環境

ただし、空気を活用した断熱効果を得るためには、「断熱に使用する空気層に、冷気を吹き込ませないこと」が非常に重要です。
特に以下の就寝環境の方は対策が必要です。
- フローリングや畳に敷き寝具を直接敷いている方
- 一軒家の一階が寝室の方
- 就寝中に寝室の温度が15度以下になる方
これらの環境では、床からの冷気や室内の冷たい空気がブレスエアー®製敷き寝具の内部に流れ込み、中材(ブレスエアー®本体)が冷えてしまう可能性があります。
3. 冬を快適に過ごすための対策

ここでは、冬の眠りを快適にするための具体的な対策をご紹介します。
特に重要な基本対策
- 敷きパッドや毛布を使う
体の熱を逃がさず保温効果を高めます。厚手のものを選ぶとより効果的です。
- 床からの冷気を遮断
断熱シートやカーペットを敷き、床からの冷気を防ぎます。特にフローリング直敷きの方は効果が高いです。
手軽にできる追加対策
- 室温を適切に保つ
寝室の室温を18℃~20℃を目安に保ちましょう。湿度は50~60%が理想的です。
- 就寝前に部屋を暖める
布団に入った時のひんやり感を軽減できます。就寝30分前から暖房をつけるのがおすすめです。
- 寝具の工夫
保温性の高い掛け布団や冬用シーツを選びましょう。素材は羽毛や羊毛がおすすめです。
どれも効果がありますので、ぜひ組み合わせて行い、冬の眠りを愉しんでくださいね。
この記事のまとめ
ブレスエアー®は高い通気性が特長ですが、適切な対策を行うことで冬でも十分暖かくお使いいただけます。特に床からの冷気対策と敷きパッドの使用は効果的です。
これらの対策でも寒さが気になる場合は、お気軽にご相談ください。爽快潔リビングでは、お客様一人ひとりの就寝環境に合わせた具体的な対策をご提案いたします。