
ブレスエアー®製マットレスは、その独特な寝心地や耐久性で注目されています。しかし、いざ選ぼうとすると、「何を基準に選べばいいんだろう?」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ブレスエアー®製寝具の専門店として、マットレスの寝心地や、ネットショッピングで商品を選ぶ際のポイントなど、ブレスエアー®製マットレスの選び方についてお伝えします。
登場人物

店長
ブレスエアー®製寝具専門ショップ「爽快潔リビング」の店長。ブレスエアー®素材と寝具に関する深い知識と経験から、皆さんの疑問にお答えします。

なんニャン
ブレスエアー®製寝具専門ショップ「爽快潔リビング」の見習い店員。一人前の店員になるために、日々勉強中。

ブレスエアー®製マットレスってどんな寝心地?
- ブレスエアー®の寝心地、早く教えてほしいですにゃ!
- では早速、寝心地について話していきますね。
なんニャンさん、ホテルのベッドの寝心地は想像できますか? - 寝ころんだことありますにゃ!
バネが効いているのか、気持ち良くてついコロコロしてしまいます~。 - わかります、私もですよ!
- ホテルのベッドはコイルスプリングマットレスというもので、ブレスエアー®製マットレスの寝心地と近いと言われています。
- そうにゃんですか!
- それは、寝ころんだ時のブレスエアー®の働きが、コイルスプリングと似ているからなんです。
- ブレスエアー®の働き?
- ブレスエアー®は体圧がかかると、複雑にからみあったモジャモジャ繊維のゴム弾性が働きます。
その後、体圧を分散しながら軽く沈み込み、面でしなやかにその体圧を受け止めます。 - 今度は、モジャモジャ繊維のバネ特性が働きます。
そのバネ特性の反発力が、体全体を優しく押し戻し、自然な寝姿勢を保持します。 - 結果、体が浮いているような軽い寝心地を愉しめる、これがブレスエアー®製マットレスの寝心地です。
- にゃるほど!ブレスエアー®もとっても気持ちよさそう~!想像していると寝ころびたくなってきました~。
- なんニャンさん、実は、寝心地を考えるうえで重要なことがあるんです。
- ニャッ!何ですか?
- それは、この“気持ち良さそう”という寝心地をどれだけの期間キープできるのかということなんです。
そして、これが、ブレスエアー®製マットレスの耐久性に大きく関わります。 - お布団は毎日使うものだから、寝心地はできるだけ長く続いてほしいにゃん。
- そうですよね。
寝心地と一緒に、ぜひ考えていただきたいポイントです。
ひとことメモ
コイルスプリングマットレスに近い寝心地を、樹脂素材のみで実現できたことがブレスエアー®の凄いところです。これは、今までだと考えられなかったことで、新型新幹線の座席にブレスエアー®が採用された時には、“樹脂バネ”と呼びPRされていました。

ブレスエアー®製マットレスの高反発性と耐久性の決め手とは?
- 寝心地もわかったことだし、早速選びたいにゃ~!
- なんニャンさん、ストップです!
ブレスエアー®製マットレスを選ぶためにはまだ知っておかなければならないことがありますよ。 - えっ!にゃんですか?
- それは、「高反発性(寝心地)と耐久性」についてです。
この2つの特長は、ブレスエアー®製マットレスを選ぶためにはとても重要な要素になります。 - そうなんだ~!でも、実はいまいちピンときていませんにゃ・・・。
- わかりました!
では、具体的に説明していきますね。
先ほど例に出したコイルスプリングマットレスをもう一度思い浮かべてみてください。高反発性(寝心地)と耐久性はどうやって決まると思いますか? - ん~難しいにゃ・・・。
バネの力とかですか? - 難しいですよね。
でも、バネというポイントは合ってますよ!
コイルスプリングマットレスの高反発性(寝心地)と耐久性は、どのような大きさのバネをどのように配置するかで決まります。つまり・・・
- バネの【大きさ】×【強度】×【個数と配置】の正しい組み合わせ
これが、コイルスプリングマットレスの高反発性(寝心地)と耐久性の決め手になります。 - ふむふむ。
- これを、ブレスエアー®製マットレスに置き換えると・・・
- ブレスエアー®の【厚さ】×【密度】×【繊維形状】の正しい組み合わせ
これが、ブレスエアー®製マットレスの高反発性(寝心地)と耐久性の決め手になります。 - ニャッ!?
- この、高反発性(寝心地)と耐久性の決め手になる【厚さ】×【密度】×【繊維形状】の正しい組み合わせは、人それぞれ合うものが違います。
例えば、同じ体重の人でも、使用する場所といった就寝環境によって正しい組み合わせは変わります。 - そうにゃんですね~!知らなかった!
じゃあ、自分に合う【厚さ】×【密度】×【繊維形状】の正しい組み合わせ、何を見たら分かりますか? - いろんなお店を見てみても、厚さの表記はあっても、密度や繊維形状に関しては情報をほとんど見かけないような気がします・・・。
- そうなんです。
厚さに関しては、数値として表せるので書いている販売店が多いと思います。
ですが、密度や繊維形状は専門的な部分が多く、伝わりづらい事柄です。
また、販売店側にとってこの3つの組み合わせは、公開したくない企業秘密でもあります。 - その結果、情報が少ないというのが現状です。
- にゃー!
じゃあ、どうやって見極めたらいいんですか・・・!? - 大丈夫です!なんニャンさんにお伝え出来ることはありますよ。
- な~んだ!安心したにゃん!
ひとことメモ
よく見かける“〇cmの極厚マットレス!”という商品。実は、マットレス全体の厚さのことで、中芯のブレスエアー®は半分以下ということも…。大事なのは、マットレス全体の厚さではなく、ブレスエアー®の厚さです。

ブレスエアー®製マットレスを選ぶ基準は
- ブレスエアー®製寝具の寝心地と耐久性を決める3つの要素。それが、ネット上ではわからないので、商品の良し悪しを見極めるのは難しいのが実情です。
- う~ん、それは困ったにゃ・・・。
- そんななんニャンさんに、限られた情報の中で判断するための目安を2点お話ししますね。
- 目安があるのですね!お願いしますにゃ!
- まず、ブレスエアー®が持つ本来のゴム弾性とバネ特性をマットレスとしてお愉しみいただくには、最低限必要な密度と厚みがあります。
それが、「ブレスエアー®の厚みが5㎝以上」ということです。厚みが一つ目の目安となります。 - 厚みが5㎝以上ですね、覚えましたにゃ!
- もう一つは、価格になります。
先ほど、ブレスエアー®の高反発性(寝心地)と耐久性は、【厚さ】×【密度】×【繊維形状】の正しい組み合わせが大切だとお伝えしました。
実は、ブレスエアー®の価格もこの3つの要素で決まります。 - なるほど。確かに、いろんな価格のマットレスを見かけますにゃ。
- そうですよね。
ということで、二つ目の目安は「販売価格が2万円以上」ということです。 - 2万円より安いのは、ダメですかにゃ?
- 安いことは悪いことではありませんが、気を付ける必要があります。
ひとつは、価格を安くするために充分な密度や厚さのブレスエアー®を採用していない可能性があること。
もうひとつは、よく調べると実は「ブレスエアー®の類似品」かもしれないことです。 - 類似品があるのですかにゃ!?
- そうなんです。
素材の色が無色透明、もしくは、説明文の中に「東洋紡エムシー」の文言が無い場合は類似品の可能性が高くなります。 - 知らなかったにゃ~。類似品、気を付けます!
じゃあ、価格が2万円前後なら、どの商品も基本的にOKですか? - それが難しいところなんです・・・。
寝心地と耐久性を決める3つの要素の最適な組み合わせは、使う人によってそれぞれ異なります。
小柄な体格で眠りに大きな悩みが無い方、あるいは、ブレスエアー®製寝具に買い替えたい主な理由が通気性と清潔性のみの方でしたら、おそらく2万円前後の商品で充分だと思います。 - ふむふむ。
- 一方、一般的な体格の方で眠りの質に悩まれている方や体格の良い方は、耐久性を含めもう少しグレードの高い仕様が必要かもしれません。
わかりにくいと思うので、例を出して具体的に説明しますね
- このように、体格や睡眠に関するお悩み、就寝環境により、推奨するマットレスの厚さと販売価格が変わります。
- にゃるほど~。
- なので、ブレスエアー®の厚さ→5㎝以上、販売価格→2万円以上というのは、快適な寝心地をお愉しみ頂く上で、知っておきたい一つの目安だと考えてください。
- ん~でもにゃ~・・・。
2万円以上の寝具を通販で買うのは勇気がいります。
実際に寝ころんで試すのが、一番いいですか? - そうですね。寝具の専門家がいるお店でしたら、細かく相談できるので実際に寝心地を感じるのはいいと思います。
ただ、あくまで腰の沈み込みや硬さをイメージする程度だとお考えください。 - ニャッ!?何でですか?
- それは、寝具が体に馴染むまで約1~2週間かかると言われており、馴染んだ後が本来の寝心地だからなんです。
なので、その本来の寝心地は、残念ながら試しに数分寝転がっただけでは分からないんですよ。 - そっか~、じゃあ、本当の意味で”寝てみないとわからない”ということにゃんですね。
- そういうことになりますね。ですので、先ほど紹介したラインを目安にしていただき、さらに体格に見合った厚みをプラスすることで、求めている寝心地により近いマットレスを選べるのではないかと思います。
ただ、この目安も100%ではありません。
「値段が高ければいい」「厚みが厚ければいい」というわけではないので、ぜひ専門的なお店に相談していただきたいところです。
ひとことメモ
使い始めたら、どうも合わなかったということはよくあります。そんな時のために、【返品保証】が付いた商品かどうかも、選ぶ時のポイントになります。
この記事のまとめ
マットレスを選ぶポイントは?
- 「ゴム弾性とバネ特性が同時に効くことで、体が浮いているような軽い寝心地を実現」。この独特の寝心地をきちんと感じられる仕様になっているか。さらに、購入時だけでなく、長期間維持できるかどうかが重要
- ブレスエアー®の【厚さ】×【密度】×【繊維形状】の組み合わせが、高反発性(寝心地)と耐久性を決める。この最適な組み合わせは、使う人の体格や就寝環境などで個々に異なる(ただしネット上には充分な情報がない)
- 「①販売価格2万円以上」「②ブレスエアー®の厚み5㎝以上」。この2つの条件を満たすマットレスが基本ライン。さらに、体格や求める寝心地に合わせ、ブレスエアー®の厚みをプラスする
■文中の「ブレスエアー®製マットレス」という表現は、正しくは「三次元スプリング構造体ブレスエアー®」を中芯に使用したマットレスです。