長距離・長時間ドライバーには、どうして腰痛持病が多いのか?
話題の高反発素材「東洋紡ブレスエアー®」を使用した当店敷布団“FOUR SEASONS”シリーズ。腰を沈み込ませず、自然な寝返りを促進することから、腰痛持ちの方からとても高い支持を頂いています。
そんなこともあり、現在当店では全国400院近い整骨院や整形外科で、当店商品を取り扱って頂いています。(2018年夏時点)
今回”the LONG DRIVE”を開発するにあたり、カラダと骨のプロである多くの治療院の先生に、様々なアドバイスやお話を伺いました。
職業ドライバーの職業病とも言える「腰痛」。
整骨院や整形外科には、「腰痛」を何とかしてほしいと訴える職業ドライバー(主に長距離・長時間運転手)の方がたくさん訪れてくるようです。
トラック運転手の場合は、貨物の出し入れ作業が一番の原因になります。一方、タクシー運転手や車での外回り営業マン等、荷扱いのない職業ドライバーの「腰痛」は、主に以下の2点が腰痛の主因になっているとのことでした。
- 運転姿勢
- AT車
運転姿勢は何となくわかりますが、AT車というのは意外でした。
まず運転姿勢。一番悪いのはシートバック(背もたれ)を深く倒したり、シートに浅く座った姿勢での運転(ふんぞり返った姿勢)。この姿勢は背骨を支える筋肉に大きな負担をかけ、血行を阻害します。
そして最も悪いのが、骨盤が斜めに倒れることで、骨盤の内側にある仙骨の先端部分(尾骨)が座面に着いてしまい、座面からの振動が直接背骨に伝わってしまいます。
次にAT車。
長距離・長時間運転を強いられる職業ドライバーさんの骨盤をみると、多くの方の骨盤が左右で歪んでいるとのことです。
そして、その主因が何とAT車!
AT車では、稼働するのは右脚のみ。そして、運転時に作業することのなくなった左脚。その左脚は、本来右脚同様に膝を伸ばし、フットレストにしっかり足を着け、カラダのバランスを保つのが正しい運転姿勢です。
とはいうものの、多くの運転手は楽な姿勢を求め、左脚は膝を曲げ、定まらないフリーポジションに置いてしまうのが一般的だと思います。
常に曲がった左ひざと伸びた状態の右ひざ。動かない左足と、常にアクセルとブレーキワークをしている右足。
更にミニバン等のアームレスト付き乗用車の場合、左腕はアームレストでゆっくり休め、右腕だけの片手運転もありがちですよね。
そうなると、足先から上半身まで、知らず知らずのうちに左内側に向いた姿勢で右半身だけで運転作業をすることとなります。
こんなアンバランスな状態を毎日数時間、一年の250日以上行っていれば、骨盤が歪んでしまうのも無理はありません。
では、長距離・長時間運転を強いられる職業ドライバーさんの腰痛を少しでも軽減するため、気を付けるべきポイントは以下
- 左足は常にフットレストに置き、両手でハンドルを握りましょう(左右対称の姿勢を極力意識しましょう)
- シートに深く座り、骨盤が立った姿勢での運転を意識するようにしましょう
- 休憩時には、左半身と右半身に歪みが生じていることを意識して、ストレッチ体操を行いましょう。(ふくらはぎが凝りやすいので、もみほぐしましょう)
腰痛を引き起こす要因、the LONG DRIVEが軽減します!
the LONG DRIVEの座面は、右脚のフットワークを取りやすくするのと同時に、お尻の部分での安定性を確保できるよう、「前傾支持&後方面安定」設計にしています。
また、座面に深く座り、シートバック(背もたれ)に背中を預ければ、自然と骨盤が立つランバーサポート(腰あて)も標準で付いています。
さらに、個人の体型や身長、そして運転中の疲労度でランバーサポートの位置を変えたいという要望に応え、シートバック内で自由に位置を変えられる可変式を採用。
深く座ると腰がランバーサポートに当り、「キュッ」と骨盤が立って引き締まる爽快感。
夕方の辛い時間帯の救世主です。