特急座席の加工屋が開発したドライバークッション


5.高級感の演出と現実とのジレンマ


自動車を設計する際、エンジン、電気系統、タイヤ、内装等、それぞれの分野にかけられる予算が決められます。
そして、他の分野に比べ、意外と予算配分が大きいのが、座席を含めた内装部分。
その理由は単純で、エンジンや電気系統等、購入時にお客様が評価しにくい部分に比べ、内装は最も直観的にお客様が評価を下す部分だから。


ある程度の予算が付いて、シート設計者は嬉しい反面、見た目や印象が売り上げを左右するため、演出等も必要になり、ジレンマを抱えているようです。


設計者にとって最も大きなジレンマが、シートの形状です。
「エルゴノミクスデザイン」といって、人間工学に基づいたカーブを多用した立体形状が最近のの流行りです。(俗に言う、バケットシート形状)

スポーツカーのように高速でカーブを曲がったり、硬いサスペンションの車の場合、体が左右や前後に揺れず、すっぽり体が収まってくれるバケットシートが最適です。


特急座席の加工屋が開発したドライバークッション



あるいは、自分の体型に合わせて座席の形状をカスタマイズ出来れば、それがベストの選択です。


一方、ほとんどの運転手が時速100kmで大きなカーブを曲がることはありません。 したがって、大半の運転手にとっては標準で無理矢理バケットシートの形状に決められてしまっているエルゴノミクス形状の座席より、出来る限りフラットなシートの方が良いはずです。


にもかかわらず、「エルゴノミクスデザインの方が、高級感があるから」と、今や軽自動車にまでバケットシートに近いデザインが採用されてしまっている時代です。


「売らんがためのカッコいいシートデザインと、本来求められるシンプルなシートデザインのギャップ」は、シート設計者のジレンマになっているようです。


座席を覆う素材もシートの形状と同じく見た目で判断される部分です。


湿度が低く、夏も比較的過ごしやすいヨーロッパでは、本革シートは高級車の代名詞。その影響もあり、日本でもハイグレード車には本革が使われていたり、ファミリーカーや商用車でも合成皮革が使われたりします。
確かに本革や合皮シートは、衛生面では何かをこぼしてもふき取りができ、ニオイ等も中芯のウレタンまで染み込みにくいメリットはあります。一方、ただでさえ通気性に問題がある座席に、通気性のない本革や合皮の表皮を使うと、夏は蒸れすぎて苦痛です。


また、ファミリーカーや商用車に最も使用されている座席を覆う素材はは、画像にあるような織物生地です。


特急座席の加工屋が開発したドライバークッション



織物生地は本革や合皮に比べ、蒸れは若干軽減されます。
一方、織物生地の最大の欠点は、何かをこぼしてしまうと汚れたり、汗やニオイがシートにそのまま染み込んでしまうため、車内のニオイや不衛生な環境を助長してしまう点。

特に夏場、背中とひざ裏にかく汗は、尋常な量ではありません。それがそのままシートに染み込み、それを洗うことなく何年も放置しておくのは、考えてみると相当問題ありですよね。
言ってみたら、敷き布団のシーツを何年間も洗わずに使い続けているのと一緒です。

 

座席を覆う素材も、シート設計者のジレンマになっているようです。


<<シート設計者のジレンマ、the LONG DRIVEが解決します!>>


the LONG DRIVEは、超高通気で蒸れを知らないだけでなく、中芯まで気軽に洗えるウォッシャブル商品。
「運転席を丸ごと洗っちゃおう!」をコンセプトに、嫌なニオイが気になる運転席を、丸ごと洗って常に清潔を保ちましょう。



特急座席の加工屋が開発したドライバークッション




このページのTOPへ